日本人に馴染み深く身近な食材である玉ねぎは、多くの人が食べない日のほうが少ないかもしれません。
ですが、そんな中に潜んだ意外な歴史や、調理方法、栄養素を見ていくと、なかなか面白味のある食材であることがわかります。

深く長い歴史ヒストリーを持つ食材

玉ねぎの歴史は、とても古くから語られており、紀元前3000年前の古代エジプトなどでは、ピラミッド建設の労働者たちのスタミナ源として、ニンニクなどと共に食されていました。
最初につくられた産地は中央アジアの辺りと言われ、今でも野生種に使い品種がこの一帯で栽培されていますが、その元となった野生種は未だ発見に至っていません。

日本に入ってきたのは、江戸時代です。
現在では、日本人にとってすっかり馴染みある食材となったわけですが、最初のうちは食用ではなく観賞用としてでした。
食用としての栽培が始まったのは北海道で、明治に入ってからですが、その特徴ある刺激臭などから、食用として広まっていくにはなかなか難しいものがあったようです。

体質改善に効果を発揮してくれる食材

玉ねぎに含まれている主な成分「ケルセチン」「チオスルフィネート」「フラクトオリゴ糖」は、デトックスや整腸作用など、主に体質改善に役立つ栄養素として知られています。

まず「ケルセチン」は、ポリフェノールの一種です。
食欲増進の効果や、血液をサラサラにすることで動脈硬化の予防や、体の代謝を高めての疲労回復などの働きがあります。

次に「チオスルフィネート」は、ケルセチンと同じく血液をサラサラにして動脈硬化の予防に効果があるほか、アレルギー症状を抑える働きがあり、アトピーや花粉症への効果も期待できます。

最後に「フラクトオリゴ糖」は、胃で消化されることなく腸内まで届き、善玉菌を増やしてくれ、便秘解消などの効果があります。
免疫力の向上にも一役買ってくれ、アレルギー体質などの改善にも効果を発揮します。

調理に使いやすくレシピが豊富な食材

玉ねぎは、和・洋・中問わず、いろいろな料理に使われている食材です。
生食はもちろん、炒め物・スープ・煮物などなど、主役にもなり脇役にもなり……と、そのレシピ量は、なかなか侮れないものがあります。

また、味や食感がしっかりしていますから、料理にかけるための「調味料」や「ドレッシング」の材料としてもよく利用されています。
こんな使いやすさに加えて、スーパーなどで簡単に手に入りやすく、お手頃な値段ということもあり、家に常備されている食材だというご家庭も少なくないでしょう。

時間が無いときにサッと調理したいときも、凝った料理を作りたいときも。
様々な“一品”に欠かせない食材として、私たちの生活に根付いた野菜の1つであることは言うまでもありません。

以上、玉ねぎは主役でも脇役でも!レシピ豊富で身近な食材である…でした。